旅行の移動時間は余計な時間?

より長く目的地を楽しむ

時代とともに交通手段はどんどん発達してきました。より広い範囲を結びつけ、より短時間で人や物を運べるようになりました。

これは旅行の際にも便利なことです。移動の時間が短ければ、目的地に滞在できる時間は長くなります。目的地での観光や体験、休養の時間をより長くとれるようになるということだからです。さらに、移動時間が長くなるのに比例して、蓄積する疲労も増加します。移動に時間と体力を奪われた結果、目的地に着く前に疲れ果ててしまった、という事態が起きにくくなるということも、交通網発達によって生じたメリットと言えます。

移動時間も旅行の一部

しかし、その一方で、移動の過程も旅行の一部と考える場合は、あまりにも移動時間が短くなると、その部分の楽しみがなくなることのつながります。電車の車内から眺める景色や、家族や友人でのトランプなど、移動中に行う旅行特有のイベントがつぶれてしまいます。

もちろん、どちらが良いとも悪いとも言えません。人には好みがあります。目的地で長く過ごすのも、移動時間を楽しむのも、それぞれ旅行の楽しみ方の一つです。

ただ、移動の効率化を求めるのもいいですが、たまには、ゆったりのんびり移動しながら、移り変わる景色と普段の生活から徐々に離れていく感触を楽しむというのも、悪くはないものです。